孫茶漬け
記憶力や学習力の向上が期待できる
効能
健脳、抗酸化力、コレステロール低下
解説
千葉県勝浦漁業協同組合は初カツオの水揚げ量が全国トップクラスの漁協です。ここの漁師達が新鮮なカツオをヅケにしてごはんにのせ、熱湯をかけて食べていた船上の即席料理が「孫茶漬け」です。漁の合間に手早く食べられる簡単料理ですが、あまりの美味しさに、陸で待っている孫に食べさせたいと思った心情が、その名の由来と伝えられています。カツオの他、アジやタイなど新鮮な魚なら何でもOK。千葉県の他、漁業の盛んな地域なら同様の郷土料理が存在しています。はじめは熱湯をかけて食べていましたが、今ではだし汁やお茶が使われています。
コメント
カツオは良質なたんぱく質と脂質、ビタミンやミネラル類を豊富に含んでいる赤身魚です。特有のうまみ成分にはグルタミン酸が含まれており、脂質は不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(イコサペンタエン酸)で、特にDHAが豊富に含まれています。グルタミン酸もDHAも脳の活性化に働くため、記憶力や学習力の向上が期待できます。ねぎ、わさび、三つ葉、海苔などを一緒に取ると、ビタミンやミネラルが補強され、抗酸化力が高まる食べ合わせになります。緑茶のカテキンが血中コレステロール低下や血圧上昇抑制に働きます。