クジラ汁

高い抗酸化力を持つ
クジラ汁
20
92
2.5
1人分

材料

(4人分)
皮クジラ150g
丸ナス1個
だし汁5カップ
味噌70g
小口切りのねぎ、2ミリ厚さの薄切りみょうが、細切りの青じそ各適量
おろししょうが、おろしにんにく、七味唐辛子好みで各適量

効能

抗酸化力、血栓予防、健脳

作り方

① 皮クジラは食べやすい大きさの短冊切りにし、熱湯の中で20秒ほど茹で、冷水の中でもみ洗いして余分な脂を抜く。
② なすは3~4mm厚さの短冊切りにし、水に放す。
③ 鍋にだし汁、皮クジラ、なすを入れ、沸騰したらアクを取り煮る。
④ 具がやわらかくなったら、一旦火を止めて味噌を溶き込み、再び火にかけ沸騰直前に火を止める。
⑤ おろし際にねぎ、みょうが、青じそを加える。好みで薬味を添える。

解説

クジラ汁は新潟の夏を代表する郷土料理です。黒い皮の下に数センチもの脂を持つ皮クジラを使い、みそ味にするのが一番と言われています。暑い夏に、熱いクジラ汁を食べることで、脂肪と塩分を補給し、夏バテを予防し夏を乗り切る料理として食べ続けられてきました。このクジラ汁は、東北地方でよく食され、秋田では「くじらかやき」と言われ、やはり暑い夏を乗り切る夏バテ予防料理です。クジラ汁は何回も煮立てると臭みが出てくるので、煮立て過ぎないように気をつけましょう。

コメント

クジラは良質なたんぱく質と、多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を豊富に含んでいる水生動物です。EPAは血小板凝集の抑制効果があり脳血栓や心筋梗塞などの予防に働き、DHAは脳細胞を作る材料として重要で脳の老化防止に働きます。味噌は麹による発酵作用で大豆の良質なたんぱく質が消化しやすい形になっており、優れた抗がん作用を持っています。ねぎ、みょうが、青じそでビタミンCをプラスすることで、抗酸化力がさらに高まります。
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