イワシの糠味噌炊き(イワシの糂汰煮)
血管系疾患に働く
効能
コレステロール低下、血液サラサラ、血管強化
作り方
① イワシの頭と内臓を取り、食べやすい大きさに切り、水洗いをして汚れを取り除く。
② 鍋にAを入れてよく混ぜ、しょうがを入れて火にかけ、砂糖が溶けるまで強火で煮る。
③ ②の鍋にイワシを並べ入れ、イワシに味が浸み込むまで弱火でコトコト煮込む。
② 鍋にAを入れてよく混ぜ、しょうがを入れて火にかけ、砂糖が溶けるまで強火で煮る。
③ ②の鍋にイワシを並べ入れ、イワシに味が浸み込むまで弱火でコトコト煮込む。
解説
糂汰煮(じんだに)とも呼ばれる糠味噌炊きは、北九州小倉に伝わる郷土料理です。糂汰とは「糠床」のことで、糠味噌が大好物であった小倉藩主小笠原忠真公に、城下の民が献上した料理といわれています。玄界灘で豊富に水揚げされる旬のイワシやサバなどを、よく手入れした糠味噌を調味料にして作る煮物で、栄養価も高く、日常食として食べ続けられてきました。糠味噌炊きは発酵を生かした保存食であり、温めなおすほどに味が深まり、夏場でも冷蔵庫で1週間は持つといわれています。
コメント
糠床に使用する糠は玄米を白米にする時の副産物で、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンB群を豊富に含んでいます。この米糠と塩を混ぜて作る糠床は、乳酸菌を多く含んでいる発酵食品です。イワシはEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった良質な多価不飽和脂肪酸、ビタミンD、B2、カルシウムなどを豊富に含む青魚で、糠と一緒に取ると、コレステロール低下・血液サラサラ・血管の若返りなどが期待でき、脳血栓や心筋梗塞などの予防に有効な食べ合せになります。イワシに含まれるビタミンB2は成長と細胞の再生を助け、健康な皮膚・髪の毛・爪を作ります。