鬼まんじゅう

美肌、便秘

①さつまいもを１ｃｍ角に切り、水に漬けてアクを抜く。
②ボウルに小麦粉と砂糖を入れ、水を加えながら耳たぶくらいのかたさに練る。
③②によく水気をきったさつまいもを入れ混ぜ合わせる。
④蒸気の立った蒸し器に布きんを敷き、③をスプーンですくい入れ１～２ｃｍ厚さにのばし、中火で１５～２０分蒸す。※蒸し器の蓋に布きんを取り付け、水が落ちないようにする。

小麦粉にサイコロ状に切ったさつまいもを混ぜて作る田舎風のおやつです。「いもまんじゅう」ともいいますが、デコボコした表面が鬼面や鬼の金棒を連想させることから「鬼まんじゅう」と呼ばれています。名古屋市千種区の覚王寺日泰寺の山門の前にこれを名物にする菓子屋が並び、毎月２０日頃の弘法様のお参りに多くの参拝客がお土産として買い求めます。

さつまいもに豊富に含まれるビタミンＣは、メラニン色素の沈着を抑える働きがあるため、シミやソバカスの予防に有効に働きます。切ると出てくる白い乳液のようなものはヤラピンという成分で、便秘を予防し、豊富に含まれるビタミンＥが、がん発生の原因である過酸化脂質の発生を抑えます。小麦には気力を増す働きがあるため、常食すれば胃腸が丈夫になり、また水分代謝をよくする作用があるため体のほてりを鎮めます。美肌を作り、精神安定にも有効で、食物繊維も取れるため便秘解消も期待できます。