カレイ

flatfish

解説

平たい体で目は片側により、目のある部分を上にして砂泥底で生息します。種類が多く世界中で約100種、日本近海は生活環境が適していることから20種位が生息しています。味が淡白で消化がよく、産卵期の子持ちカレイが美味。姿の似ているヒラメと区別する時には「左ヒラメの右カレイ」といわれています。京都では雛祭りにカレイを食べる風習が残っています。

成分

たんぱく質が多く脂質は少ない。カルシウム、ビタミンD、E、B1、B2、ナイアシンが多い。EPA、DHAを含む。アミノ酸の一種のタウリンが多く、縁側(背びれと尾びれのつけ根の身)にコラーゲンが多く含まれている。

調理ポイント

縁側にはコラーゲンが含まれているので、煮こごりにすると無駄なく食べられる。
泥臭さが気になる時は、揚げるとおいしい。

レシピ

カレイの煮付け

カレイの縁側部分(背びれと尾びれのつけ根)に含まれるコラーゲンは、美肌を作るたんぱく質として有名です。コラーゲンは20歳を境に減少していくため、食べ物などで効果的に取ることがシワを予防し美肌作りにつながります。カレイのたんぱく質は良質で消化がよいので、胃腸の弱っている時の栄養源としておススメです。ビタミンB2とタウリンがコレステロール値を低下させ、高血圧や動脈硬化予防に働き、にんじんとごぼうで抗酸化力と食物繊維を補います。

長いもとカレイの海苔揚げ

長いもとカレイを一緒に取ると、長いものコンドロイチンとグルコサミン・カレイの良質なたんぱく質が肌に弾力を与えてみずみずしさを維持し、関節液不足を補って関節痛予防に働く食べ合わせになります。海苔や青じそに含まれるビタミンAが粘膜を強化し、美肌作りにも有効です。

カレイのレタス蒸し巻き

カレイのカルシウムは、カレイが含有するビタミンDにしいたけのビタミンDがプラスされて吸収率が高まり、骨や歯を丈夫にして骨粗鬆症予防に効果を発揮します。カレイのタウリンとレタスのカリウムが高血圧や動脈硬化の予防に働き、クコの実をプラスすることでその効果はさらに高まります。クコの実には抗酸化力の高いカロテンが豊富に含まれています。