わらび
解説
古くから食用されている山菜で、日当たりのよい山地に自生します。繁殖力が強く、春に若葉が巻いているものを茎ごと食べるので「早蕨=さわらび」と呼ばれ、また子どもの拳に似ていることから「蕨手=わらびて」とも呼ばれています。根茎から取れるでんぷんのわらび粉から、わらび餅が作られます。根茎はインドでは下痢止め、欧州では民間薬の虫下しとして利用されています。
成分
カロテン、ビタミンB2、カリウム、食物センイが多く含まれている。干しわらびになると栄養素(とくにカロテン)がアップする。生わらびはビタミンB1分解酵素アノイリナーゼを含んでいる。
調理ポイント
アクが強いのでアク抜きをする。熱湯に木灰か重曹を入れてゆで、水にさらす。
ビタミンB1分解酵素のアノイリナーゼを含んでいるので加熱するとよい。加熱するとその効力は失われる。
ビタミンB1分解酵素のアノイリナーゼを含んでいるので加熱するとよい。加熱するとその効力は失われる。