大豆・トマト・枝豆・豆苗で作るスープは、豊富な食物繊維が小腸の中で糖質の吸収を遅らせて血糖値上昇を抑え、マグネシウムがインスリンの機能上昇に働くため、糖尿病の予防に有効な食べ合わせです。β-カロテンやビタミンCが豊富なトマトや豆苗は粘膜強化や美肌効果にも優れ、牛肉の栄養素が体力を強化し、にんにくの抗酸化力が免疫力強化に働きます。豆苗はえんどう豆の新芽で、食物繊維・ビタミン・ミネラルをバランスよく含んでいるスプラウトです。
アジは良質なたんぱく質や脂質を含み、インスリンの分泌を促すタウリン含有も高い青魚です。マグネシウムが豊富なカシューナッツと食物繊維が豊富なパプリカやハーブと一緒に取ると、インスリンの機能が高まりブドウ糖の吸収が予防され、糖尿病の予防に優れた食べ合わせになります。ワインビネガーが血糖値上昇抑制に働きダイエットにもおススメです。
干しヒジキは食物繊維やマグネシウムを豊富に含んでいる日本の伝統保存食品です。食物繊維は小腸の中で糖質の吸収を遅らせ、マグネシウムはインスリンの機能を高める働きを持っています。レタスやたまねぎの食物繊維がプラスされることでより一層の緩やかな糖質吸収が期待できます。酢にはGI(グリセミック・インデックス=その食品を食べた時の血糖値上昇を数値化したもの)の上昇を抑える働きがあります。
イカは高たんぱくで低カロリーな食品です。アミノ酸の一種であるタウリンを多量に含んでおり、インスリンの効果を高めて糖尿病の予防に効果を発揮します。トマトの食物繊維やたまねぎの硫化アリルが血糖値上昇の抑制に働き、酢がその働きをさらに高めます。ダイエットにも有効な一品です。
イカ・にんじん・こんにゃく・小松菜・油揚げは、イカのタウリン、にんじん・こんにゃく・小松菜の食物繊維、油揚げのマグネシウムがバランスよく豊富に取れるため、糖尿病の予防に優れた食べ合わせです。ブドウ糖の吸収が阻止されるため血糖値が下がり、インスリンの機能が高まります。油揚げは熱湯で油抜きしてから調理すると、カロリーを抑えることができ、味も染み込みやすくなります。
大根は消化器系の働きを調整して余分な水分を体外に排出し、多食を防いで糖尿病の予防に有効に働く根菜です。シジミにはインスリンの分泌を促すタウリンが豊富に含まれており、ビタミンB12や鉄分が肝臓病予防にも有効です。大根と枝豆の食物繊維がブドウ糖の吸収阻止に働くため、糖尿病の予防が期待できる一品です。栄養バランスのよいヘルシー料理です。