しいたけと鮭の信田巻き

菌食の王様と呼ばれるしいたけには、脳を活性化するグルタミン酸が豊富に含まれています。鮭の脂質は不飽和脂肪酸のDHAを含有し、脳細胞を活発にします。さらに油揚げのレシチンも脳の働きを高めるので、しいたけ・鮭・油揚げを一緒に取ると、健脳効果に優れた食べ合わせになります。しいたけと鮭のビタミンDと油揚げのカルシウムが、骨の強化に働きます。

まいたけのそぼろどんぶり

良質のたんぱく質を含む牛肉と卵は体力を強化し、抵抗力を高める食材です。まいたけの食物繊維が牛肉の脂肪やコレステロールをからめ取るため、肉ときのこを一緒に取ると脂質の取り過ぎの心配がない食べ合わせになります。米と卵の組合せは、米に足りないメチオニンを卵が補うため、アミノ酸バランスが満点になる食べ方です。

まいたけと菊花のごま和え

抗がん効果の高いサルノコシカケ科で唯一食用できるまいたけは、低カロリーでビタミンDを始めとするビタミン類、食物繊維、多糖質のβ‐グルカンなどを含んでいるきのこです。まいたけのビタミンDはカルシウム豊富な菊花やごまと一緒に取ると、骨や歯を強化し骨粗鬆症の予防に働きます。菊花とごまに含まれるビタミンEは過酸化脂質の酸化を防いで動脈硬化を予防、老化防止にも効果があります。

さといもとあさつきの明太マヨネーズサラダ

潰瘍予防や脳を活性化するさといもと良質な脂質を含むくるみは、体や脳の老化防止に優れた効果を発揮する食べ合わせです。さといもの食物繊維とくるみのリノール酸がコレステロール低下に働き、マヨネーズなどのたんぱく質と一緒に取ることで、動脈硬化の予防に有効に働きます。あさつきのビタミンCで免疫力を高めます。

さといものおはぎ

中秋の名月(現在は9月の十五夜)には、ちょうど収穫盛りであったさといもを供えるのが古来よりの風習でした。米に糖質が豊富なさといもを加えて作るおはぎは、小豆のビタミンB1の働きで糖質が効率よくエネルギーに変えられるため、疲労回復、筋肉痛、肩こりなどに働く食べ合わせになります。食物繊維も豊富に取れるため、腸内環境が整い便秘解消にも有効です。

さといもの信田煮

さといも独特のヌメリには機能性成分が含まれます。不飽和脂肪酸を含む油揚げと良質なたんぱく質を持つ卵との組み合わせは、老化防止に優れた食べ合わせになります。油揚げの油は酸化しやすいので、揚げたて以外は油抜きをしましょう。

さつまいもの皮の煮付け

さつまいもと昆布はともにカリウムや食物繊維が豊富で、体内のナトリウム塩を排出して塩分バランスを保ち高血圧を予防、コレステロールを低下させ動脈硬化の予防、さらに便秘予防効果にも優れています。さつまいもの皮には薬効が豊富に含まれているので、むいた皮は捨てずにきちんと食べましょう。

さつまいもと鶏手羽先の味噌スープ

鶏手羽先はたんぱく質の一種であるコラーゲンが豊富な部位で、弾力のある肌作りに有効な食材です。コラーゲンはビタミンCと一緒に取るとより効果的なので、加熱に強いさつまいものビタミンCと一緒に取ると、シミやソバカスが予防され、美肌が期待できる食べ合わせになります。味噌の栄養成分がその効果をさらに高めます。

さつまいもごはん

さつまいものカロリーは米や麦の約1/3。少量で満腹感が得られるために、ダイエットにも向く食材です。豊富に含まれるビタミンCは加熱に強い優れもので、食物繊維は腸管で吸収されずに高い吸水性を持ち、便秘解消に働きます。昆布のうまみで炊き上げたごはんは脳の働きを活発にしてくれます。だしを取った後の昆布は油と一緒に調理すると、ヨードの吸収率が高まります。

チンゲン菜のサムゲタン風スープ

サムゲタンは内臓を取った鶏の腹にもち米やにんにくなどを詰めて煮た韓国料理。韓国では夏バテを防ぐ夏の定番料理として人気です。ここでは手軽に骨付きの鶏肉を使い、にんにく、しょうが、なつめなど薬効の高い食材と米を一緒に煮込んで作りましょう。体を温め、栄養バランスに優れた滋養食です。