しいたけと鮭の信田巻き
菌食の王様と呼ばれるしいたけには、脳を活性化するグルタミン酸が豊富に含まれています。鮭の脂質は不飽和脂肪酸のDHAを含有し、脳細胞を活発にします。さらに油揚げのレシチンも脳の働きを高めるので、しいたけ・鮭・油揚げを一緒に取ると、健脳効果に優れた食べ合わせになります。しいたけと鮭のビタミンDと油揚げのカルシウムが、骨の強化に働きます。
11月の大気は冬の気配が濃厚です。朝晩の冷え込みはさらに厳しくなり、冬の準備の助走期間を迎えます。この時期には体内を温める食べ物をしっかり取り、呼吸気管の保護に努めることが大切です。乾いた空気は肺などの呼吸気管を直撃しやすく、免疫力が低下すると風邪をこじらせ肺炎に…という状況になりかねません。滋養豊かな食材で免疫力を強化しましょう。
11月は胃腸の働きを高め、体を温める根菜類がますますうまみを増してくる嬉しい季節です。ゼラチン質の多い魚介類や鶏の手羽先などの動物性たんぱくを上手に組み合わせて、免疫力を強化し秋の冷気に負けない体力をつけましょう。
菌食の王様と呼ばれるしいたけには、脳を活性化するグルタミン酸が豊富に含まれています。鮭の脂質は不飽和脂肪酸のDHAを含有し、脳細胞を活発にします。さらに油揚げのレシチンも脳の働きを高めるので、しいたけ・鮭・油揚げを一緒に取ると、健脳効果に優れた食べ合わせになります。しいたけと鮭のビタミンDと油揚げのカルシウムが、骨の強化に働きます。
良質のたんぱく質を含む牛肉と卵は体力を強化し、抵抗力を高める食材です。まいたけの食物繊維が牛肉の脂肪やコレステロールをからめ取るため、肉ときのこを一緒に取ると脂質の取り過ぎの心配がない食べ合わせになります。米と卵の組合せは、米に足りないメチオニンを卵が補うため、アミノ酸バランスが満点になる食べ方です。
抗がん効果の高いサルノコシカケ科で唯一食用できるまいたけは、低カロリーでビタミンDを始めとするビタミン類、食物繊維、多糖質のβ‐グルカンなどを含んでいるきのこです。まいたけのビタミンDはカルシウム豊富な菊花やごまと一緒に取ると、骨や歯を強化し骨粗鬆症の予防に働きます。菊花とごまに含まれるビタミンEは過酸化脂質の酸化を防いで動脈硬化を予防、老化防止にも効果があります。
潰瘍予防や脳を活性化するさといもと良質な脂質を含むくるみは、体や脳の老化防止に優れた効果を発揮する食べ合わせです。さといもの食物繊維とくるみのリノール酸がコレステロール低下に働き、マヨネーズなどのたんぱく質と一緒に取ることで、動脈硬化の予防に有効に働きます。あさつきのビタミンCで免疫力を高めます。
さつまいもと昆布はともにカリウムや食物繊維が豊富で、体内のナトリウム塩を排出して塩分バランスを保ち高血圧を予防、コレステロールを低下させ動脈硬化の予防、さらに便秘予防効果にも優れています。さつまいもの皮には薬効が豊富に含まれているので、むいた皮は捨てずにきちんと食べましょう。
鶏手羽先はたんぱく質の一種であるコラーゲンが豊富な部位で、弾力のある肌作りに有効な食材です。コラーゲンはビタミンCと一緒に取るとより効果的なので、加熱に強いさつまいものビタミンCと一緒に取ると、シミやソバカスが予防され、美肌が期待できる食べ合わせになります。味噌の栄養成分がその効果をさらに高めます。
サムゲタンは内臓を取った鶏の腹にもち米やにんにくなどを詰めて煮た韓国料理。韓国では夏バテを防ぐ夏の定番料理として人気です。ここでは手軽に骨付きの鶏肉を使い、にんにく、しょうが、なつめなど薬効の高い食材と米を一緒に煮込んで作りましょう。体を温め、栄養バランスに優れた滋養食です。