青じそとイワシの豆鼓(トウチ)和え
しその香りが青魚の臭みを取り、細菌類の繁殖を抑えるため、食中毒の予防に効果的です。イワシは酢に漬けることで、不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を有効に取り入れることができ、花粉症緩和に働きます。生活習慣病の予防にも優れています。
節分が行われる2月3日は、旧暦では一年最後の日に当たります。年の終わりの日に、悪霊を追い払い福を呼び込む「豆まき」を行い、翌日の立春に旧正月を迎えます。立春は冬と春の分かれる節目の日であり、一年の初めの日でもありました。
立春を迎えると少しずつ寒さが和らぎ、春の気配が感じられるようになってきます。山野では山菜が芽吹き出し、海では海藻がイキイキと育ち、そこまでやってきた春の息吹を感じることができるようになってきます。とはいえ、まだまだ空気は冷たく寒さも残る季節です。粘膜を強化する栄養素を十分に取って風邪に注意し、免疫力を高める食生活を心がけましょう。
しその香りが青魚の臭みを取り、細菌類の繁殖を抑えるため、食中毒の予防に効果的です。イワシは酢に漬けることで、不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を有効に取り入れることができ、花粉症緩和に働きます。生活習慣病の予防にも優れています。
しそ、味噌、くるみは抗酸化力の高い食べ合わせです。油で揚げることで、しそのβ‐カロテンの吸収力が高まり粘膜が強化されます。味噌とくるみのビタミンEが不飽和脂肪酸の酸化を防いで動脈硬化の予防に働き、抗がん作用も期待できる一品です。
抗菌作用の高いしょう油とにんにくは、解熱作用をさらに高める食べ合わせです。唐辛子が血行をよくして体を温めるので、しそ・しょう油・にんにく・唐辛子は花粉症予防や食欲増進に有効です。作って2~3日経つとさらに美味しく、冷蔵庫に入れると1か月は保存可能です。