やまのいもと大麦のお粥

別名「山うなぎ」「山薬」と呼ばれるやまのいもは、滋養強壮に優れた食べ物で、消化酵素やヌメリ成分が消化吸収を高めます。大麦は「五穀の長」と呼ばれる薬効の高い穀物で、消化不良に効果があります。昔からやまのいもと大麦を食べ合わせる麦とろは、消化のよい食べ物として有名。お粥にしてさらに消化を高めます。

梅干と青じそのお粥

梅干の有機酸は胃の中で胃酸の代役を果たすため、食欲を増進させて胃腸の働きをよくする作用を持っています。疲れを回復する効果にも優れ、疲れた胃をいたわり食欲不振を防ぎます。青じそも梅干し同様の働きがあり、梅干しと青じそを一緒に取ると、胃腸の働きが高まり食欲増進に有効な食べ合わせになります。青じその抗菌作用は細かく切るほど高まります。

青菜粥

春菊、ほうれん草、かぶの葉などの青菜は、β‐カロテンやビタミンC、食物繊維などを豊富に含む緑黄色野菜です。春菊とかぶの葉は胃腸を丈夫にする働きを持ち、ほうれん草は鉄分や葉酸などの増血作用の高い成分を多く含んでいます。栄養価の高い青菜のお粥は、食欲不振時のエネルギー源として最適です。

かぼちゃと鮭のお粥

β-カロテンが豊富なかぼちゃは、体を温めて血流をよくする温性の野菜です。同様に鮭はビタミンAが豊富な温性の魚。かぼちゃと鮭を炊き込んだお粥は、粘膜を強化して消化吸収能力を高め、風邪の予防に働きます。かぼちゃのβ-カロテンは鮭の脂質で吸収率が高められ、眼に栄養を与え皮膚を健康に保ちます。

ゆずと白菜のお粥

ゆずはビタミンCが豊富で体を温める作用を持っています。同様にビタミンCが豊富な白菜は体内の余分な熱を取り去る作用を持っており、ゆずと白菜を一緒に取ると熱のある初期の風邪に有効な食べ合わせになります。血行をよくするもち米をプラスして体力を増強し、白菜の特殊成分ジチオールチオニンが細胞の酸化を予防します。

焼きねぎとしょうがのお粥

ねぎの辛み成分であるアリシンは胃液の分泌を促して消化を高め血行をよくする働きを持っており、白い部分は中医学では葱白(そうはく)と呼ばれ、薬効が多く含まれています。咳を鎮める働きを持つしょうがと、胃腸の働きを増進させる青じそと一緒に取ると、体が温まり発汗作用が高まるため、初期の風邪予防に有効な食べ合わせになります。

行者にんにくとイカのごま入り酢味噌和え

行者にんにくとイカを一緒に取ると、血中コレステロールが下がり、中性脂肪を減らす効果に優れた食べ合わせになります。味噌とごまをプラスすると抗酸化力が高まり、細胞の酸化予防に効果を発揮します。脂質や糖質が低い低カロリー食なので、ダイエットにもおススメの一品です。

行者にんにくとエリンギの卵炒め

行者にんにくの効能は、その卓越した抗酸化力と殺菌力です。血液中の脂質を減らして血液をサラサラにし、食物繊維を豊富に含むエリンギと一緒に取ると、コレステロール値低下に働く食べ合わせになります。体内の余分な脂肪や老廃物が排出され、がん予防にも有効な一品。卵をプラスして栄養価を高めます。

せりと明太チーズの大根巻き

せりと大根でビタミンC、せりとスライスチーズでビタミンAを取る食べ合わせは、血管や粘膜を強化し、風邪の予防や美肌作りに有効な一品です。せりの香り成分と大根の消化酵素が、胃腸の働きを促して消化を高めます。

せりとベーコンのにんにく炒め

せりに含まれるビタミン類やミネラル類は、血液の流れをスムーズにして健康な状態にする作用を持っています。にんじんやにんにくと一緒に取ると、抗酸化力がより高まり細胞の酸化が予防される食べ合わせになります。加熱し過ぎると栄養素や薬効が減少してしまうので、短時間でさっと加熱しましょう。