黒はんぺん

良質な脂質が血液をサラサラにする
黒はんぺん
20
125
1.2
1人分

材料

(4人分)
イワシ400g
味噌10g
小麦粉大さじ1
しょうが醤油適量

効能

血液サラサラ、抗酸化力、骨粗鬆症

作り方

① イワシは頭と内臓を取り、手開きで三枚におろし皮をむく。
② イワシをまな板にのせ、包丁で細かくたたく。
③ 2をすり鉢に入れてよくすりつぶし、味噌と小麦粉を加えて混ぜ合わせる。
④ 手の平の上で1cm厚さの半月状に形を整え、熱湯に入れ、2分ほど茹でてザルにあげる。
⑤ 器に盛り、しょうが醤油を添える。

解説

静岡県の焼津や清水ではイワシを原料にしたはんぺんが作られ、出来上がりの色が黒いことから「黒はんぺん」と呼ばれています。愛知県や三重県など各地でも同様のものが作られています。名の由来は①古く半弁(はんへ)と呼んでいいたのがなまった ②椀のふたや型を用いて半月状に作った ③江戸時代の駿河(現在の静岡県中央部)の料理人はんぺいが創案した、など諸説あります。

コメント

イワシは身の約18%が血合い肉で、この中に体の中で作ることのできない多価不飽和脂肪酸のEPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。特に血中コレステロールを下げて血液をサラサラにする働きを持つEPAの含有量が高く、味噌の抗酸化力と一緒に生活習慣病や老化防止に働きます。また、豊富に含まれるビタミンDはカルシウム吸収を高め、骨や歯を強化して精神安定にも有効です。しょうが醤油で食べると酸化が防止され、脂肪の作用が有効になります。
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